「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」舞台のタッポーチョの場所はどこ?

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」を見ました。

太平洋戦争終結以後も、米軍占領下のサイパン島で孤軍奮闘していた帝国陸軍部隊の物語。
主人公は部隊を率いる大場栄大尉。当時、サイパン島に住んでいた日本人らを守りながら、タッポーチョ山に潜んでゲリラ戦を展開します。

この日本軍が潜んでいたタッポーチョの場所がどこなのか?
気になったので調べました。需要はなさそうですが、結果をシェアします。

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映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」

「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」は2011年に公開。
でも今でも十分に鑑賞できます。

特に最近は戦争の記憶が遠くなりかけていますので、若い人にも見て欲しいですね。

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
監督:平山秀幸
脚本:西岡琢也 / グレゴリー・マークェット / チェリン・グラック
原作:ドン・ジョーンズ
出演:竹野内豊
音楽:加古隆
配給:東宝
公開:2011年2月11日
上映時間:128分
興行収入:15.7億円

「太平洋の奇跡」の舞台はサイパン

「太平洋の奇跡」の舞台は南洋の島、サイパンです。
サイパン島は北マリアナ諸島の政治・経済の中心地。現在はアメリカの自治領になっています。
人口は6万人弱。

日本がサイパン島を統治していたのは1920年(大正9年)から1945年(昭和20年)まで。
国際連盟によって、日本の委任統治領とされていました。

今では南国の楽園として知られるサイパンですが、太平洋戦争では重要な戦略拠点で、そのため日米の激戦が繰り広げられたと言います。このサイパンなどに米軍が飛行場を建設したことで、日本本土は余すところなくB-29の爆撃範囲に入り、都市のことごとくを焼かれてしまう結果となります。

映画の中にも、巨大なB-29が何機も何機も、大場大尉の頭上を飛んでいくシーンがありました。

「太平洋の奇跡」タッポーチョ山の場所

話をもとに戻して、タッポーチョです。

タッポーチョはサイパン島の中央にある、最も高い山。
綴りはMt.Tapochauで、タポチョと表記している場合もある。

標高は473m。東京タワーの333mよりは高いですが、スカイツリーの634mよりは随分低いです。
ところがこのタッポーチョ山、周囲には世界で最も深い海溝・マリアナ海溝があります。これを山裾と考えて、最も深い場所から計ると11,384mもあって、世界有数の海底山なのだそうです。

タッポーチョ山を地図で示します。

タッポーチョ山はサイパンの観光地

タッポーチョ山の頂には展望台がもうけられていて、海に囲まれた島全体を一望できるビュースポットになっています。
またサイパンのシンボルとして知られるキリスト像も、このタッポーチョ山の頂上にあります。

今では手軽に車で行ける点も助かりますね。

ちなみに日本が統治していた頃は、四国にある八十八箇所に倣って「サイパン八十八箇所」の札所がタッポーチョ山のあちこちに置かれていたそうです。

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「太平洋の奇跡」舞台のタッポーチョの場所〜まとめ

以上「太平洋の奇跡」の舞台となったタッポーチョ山についてでした。

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