「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」堀内今朝松は実在した?

「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」を見ました。

唐沢寿明さんが演じていた堀内今朝松ほりうち けさまつ)一等兵、存在感がありました。

まるで軍規などないかのような無頼っぷりながら、どこかに温かい男気wお感じさせる人物。けっこう惹かれるものがあります。

でもこの「太平洋の奇跡」、史実をベースにしているはずです。まさかこんな無頼な兵隊、本当にいたとは思えない。

ところが、調べてみるとこの堀内今朝松一等兵、どうやら実在の人らしいのです。
しかも、米軍からサイパンの虎と呼ばれて恐れられていたのだとか。

ということで、堀内今朝松一等兵について調べました。

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「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」

「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」は、竹野内豊さん主演の日本映画。
サイパンで孤軍奮闘、終戦後も抵抗を続けていた大場栄大尉とその部隊の物語です。

堀内今朝松一等兵は、映画のなかではサブキャラとして登場しました。

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
監督:平山秀幸
脚本:西岡琢也 / グレゴリー・マークェット / チェリン・グラック
原作:ドン・ジョーンズ
出演:竹野内豊
音楽:加古隆
配給:東宝
公開:2011年2月11日
上映時間:128分
興行収入:15.7億円

堀内今朝松は実在した?

ネットを探すと、堀内今朝松は実在していた、という記述がたくさん見つかります。

私が見た限りでは、その多くがひとつのblog記事を参考にしている、と感じられました。
あとでそのurlもつけますが、堀内今朝松一等兵について書かれているポイントは次のようなものです。

堀内今朝松の所属部隊

サイパンで抵抗をし続けていた日本兵のなかに「はだか部隊」があって、堀内今朝松一等兵に率いられていた。
堀内一等兵は、松本の歩兵50連隊の補充兵としてトラック島に派遣される途中のサイパンで米軍の上陸作戦に遭遇。所属舞台は牛山隊。

堀内今朝松の異様な姿

堀内一等兵の背中には一面に般若の刺青が掘られていた。
首からは99式軽機関銃を吊るし、腰には軍刀。拳銃を両方の腰に装備していた。
浴衣を羽織ったり、米軍の迷彩服を着たりしていたこともあった。

堀内今朝松の武勇

リーダーとして常に10名くらいの部下を連れていた。
アメリカ軍内にも名前が知られていて、五千ドルの懸賞金がかけられ、ビラがジャングルにまかれた。
血の気が多くあばれ者だったため、日本兵からも恐れられていた。

米軍の掃討作戦で大場大尉が孤立し、米軍に追い詰められていたところ、堀内一等兵が単身機関銃を撃ちまくって注意をひきつけ、大場大尉は九死に一生を得た。しかしこの時、堀内一等兵は米軍の集中掃射を受けて戦死した。

堀内今朝松の実在説は信頼できる?

あまりにもキャラクターが際立っていて、そのままストーリーにできそうな堀内一等兵。

典拠となっている記事では、堀内一等兵が戦死したことは米軍キャンプ内のニュースで報じられた、とあります。

ですが、これらの堀内一等兵の記述について、具体的な参照文献は明示されていません。
また、これらの記述の後に、ある霊能者による堀内一等兵の言葉が紹介されている点も、少し気になっています。

ただ、大勢の日本兵、民間人が亡くなった激戦地に思いを寄せようとするとき、そうした声で救われる人もいるのかも知れません。

*参考:サイパンのトラに日本の心を見た 何故サイパンに行くのか | 太平洋戦争の傷痕 次世代への橋渡し https://ameblo.jp/tashutayou/entry-10365368075.html

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「太平洋の奇跡」堀内今朝松は実在した?〜まとめ

以上、「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」に登場した堀内今朝松一等兵の実在について調べた結果でした。

とりあえず私がわかったのはここまで。
後々、また何かわかればご報告したいと思っています。

何か情報をお持ちでしたら、お寄せくださると嬉しいです。

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