シェイム

シェイム

監督:スティーブ・マックイーン
主演:マイケル・ファスベンダー(ブランドン)
2011・イギリス

何故この兄はセックスに依存するようになり、妹は恋愛に依存するようになったのか、肝心なところがぼやかされたまま物語が進行。
・・・と、まてよ? この肝心なところがシェイムなのではあるまいか、と考えるのが自然。そう思うととても切なく、苦しい映画です。


シェイム

ぬぐい去れない恥部。
兄は感情にふたをして、即物的な快楽でそれを塗り籠めようとし、妹はさらに大きな感情で飲み込んでしまおうともがく。

新天地を夢見てアイルランドから二人で逃れてきたニューヨークでしたが、それは悲しい幻だと思い知らされる。
このシーンにはたっぷり尺が使われていて、普段はクールな兄も、妹の歌に涙ぐむ。

シェイム

職場の同僚と普通の恋愛を試みるけど、あえなく失敗。

シェイム

「私たちは悪い人間じゃない。悪い場所にいただけ」というシシーのセリフが重く響きます。

シェイム

二人のシェイムは、依存症という呪縛になって重くのしかかる。
灼け着く渇望は兄の妹に対する、妹の兄に対する、果たされてはならない感情と欲望の歪んだ表れなんでしょうね。

にしても性依存症のブランドンを演じるマイケル・ファスベンダーが、いろいろすごかった!
拍手です。