ツリー・オブ・ライフ

ツリー・オブ・ライフ

善人であっても神は罰を与える。その不条理の中でもがく心と、それを受け入れようとする心。そんな父と母の間で揺らぎながら、愛憎半ばするほの暗い感情に翻弄される少年。しかしその記憶がどこまでも美しい風景に包まれているのは、世界を受け入れ、愛することに徹しようとする母の眼差しに包まれているからなのか。門をくぐり、記憶の中の人々が喜びの表情をもってよみがえる世界は、人の心と宇宙の摂理を串刺しに描こうとする野心の結論・・・賛否はともかく見応えのある一本。映像がとてもふつくしいのです。